Azure Logic Apps とは?

Azure Logic Apps は、企業または組織の間でアプリ、データ、システム、サービスを統合する必要がある場合に、タスク、ビジネス プロセス、ワークフローのスケジュール設定、 自動化、調整に役立つクラウド サービスです。

「ウェブサービス A で ○○ だったらウェブサービス B を使って △△ する」というように、ノンコーディングで様々なサービスと連携可能な Microsoft が提供する iPaaS (integration Platform as a Service) です。

Azure Logic Apps を使えば、クラウド、オンプレミス、その両方のどこにあるかを問わず、アプリの統合、データの統合、システムの統合、Enterprise Application Integration (EAI)、および企業間 (B2B) 通信が可能になるスケーラブルなソリューションを設計および構築する作業を簡略化できます。

Azure Logic Apps の特徴

Azure Logic Apps は「ロジックアプリデザイナー」という使いやすいツールで視覚的にワークフローを構築することができます。
サービスをつなぐだけでなく、必要に応じて条件式を組み込んだり、異なる環境にまたがる別個のシステムを統合することが可能です。

コードを 1 行も書かずに、ワークフローを自動化できます。

Azure Logic Apps を活用すれば、各種プログラム言語の知識が無い人でも手軽に LINE BOT を作成したりタスクを自動化できます。

サービス連携先は 250 サービス以上

Azure Logic Apps には「コネクタ」という概念があります。
コネクタはサービス連携を行うためのコンポーネントのことで、250 以上のコネクタをすぐに利用できます。コネクタは日々増えています。

Azure Logic Apps × LINE チャットボット 事例

Azure Logic Apps を利用すると、ノンコーディングで LINE チャットボットの作成も可能です。

文字入り画像を送るとテキストに書き起こす LINE BOT

LINE で文字入りの画像を送信すると、画像内に含まれる文字の書き起こし (テキスト抽出) を行う LINE BOT です。
Azure Logic Apps と Cognitive Service の Computer Vision を使って、ノンコーディングで作成しています。

現在地から目的地までの道案内をする LINE BOT

LINE の位置情報を送信できる機能を利用して、ユーザーの現在地から目的地までの道順をお知らせする LINE BOT です。
Bing Map 上に経路を表示した HTML ページの自動生成も Azure Logic Apps でノンコーディングで行います。

LINE で送信した予定を Google カレンダーに自動登録する LINE BOT

LINE で日付や打ち合わせ場所などの情報を Google カレンダーに自動登録する LINE BOT です。
Cognitive Service の Language Understanding (LUIS) と Azure Logic Apps を利用して作成しています。